■ ID | 740 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 東京湾及び米国底質における塩素化・臭素化多環芳香族炭化水素類の分布 |
■ 著者 | 堀井勇一
埼玉県環境科学国際センター 山下信義 (独)産業技術総合研究所 大浦健 静岡県立大学 K. Kannan ニューヨーク州立大学 |
■ 出版元 | (社)日本環境化学会 |
■ 出版年 | 2009 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第18回環境化学討論会、平成21年6月10日 |
■ 抄録・要旨 | 塩素化・臭素化多環芳香族炭化水素類(Cl-/Br-PAHs)は、その一部がダイオキシン様活性をもつ新規の環境汚染物質である。本研究では、水環境におけるCl-/Br-PAHsの残留蓄積性を調査するため、日米両国から採取した海底及び河川堆積物中のCl-/Br-PAHsを分析し、汚染レベルの国際比較を行った。分析したすべての底質からCl-PAHsが検出され、その濃度は0.036〜24ng/gであった。東京湾コア試料の分析から、Cl-PAHsの鉛直分布(時系列変化)を復元した。米国底質中のCl-PAHs濃度は、クロロアルカリ工場(8.8ng/g) > New Bedford港(1.9ng/g) > Saginaw川流域 (1.1ng/g)の順で、いずれも東京湾コアの表層濃度より高い値であった。Br-PAHsは概ねCl-PAHsと同じ傾向にあり、Cl-PAHs濃度の10分の1程度であった。また、環境リスクを評価するため、同試料についてCl-/Br-PAHsの毒性等量を算出し、ダイオキシン類との比較を行った。 |
■ キーワード | 底質、ハロゲン化PAH、環境動態 |
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